ちかまつたかひろは、若干23歳。でも、そんなに若い彼が描く絵は、古き佳き昭和の匂いがします。木造の家の縁側、山間のバス停、風が吹き渡る平原、突然の夕立に見舞われて、思わず走り出した学校帰りの道……。その絵には、人の心にある懐かしくてやさしい原風景が映し出されています。
お得意分野は、動物をモチーフにしたキャラクター達です。ずんぐりむっくりな体型にほのぼのした表情が愛らしく、これもまた鼻水を垂らして走りまわっていた昭和の子供達をイメージさせます。このキャラクター達が動きまわる世界、その背景の細やかさこそが、ちかまつの真骨頂でしょう。
ともすれば不自然にも見える自然の世界を、プロもうなる技術でイメージ通りに描き上げるちかまつのイラスト、写真よりもずっと自然に忠実です。 |