たーまん世界を歩く

ただただ忙しく過ぎていく社会人生活に、漠然とした焦燥感を覚え、昨年秋に一念発起して退職しました。
そして半年間、寝る間を惜しんでリゾートホテルの住み込みバイトで貯金し、2019年6月1日、関空から出発。
目的は、これまでの人生で知らなかったことを見聞きすること。世界見聞家・たーまんの誕生です!
カタコトの英語と予算約100万円での旅はYouTubeでも配信中ですが、映像に入れられなかったことを
こちらのブログで紹介していきます。たーまんの珍道中、応援よろしくお願いします!

Vol.89

エチオピア メケレ編

【さらば!!エチオピアを去る日!!!!】

あこちゃん、なっちゃんと共に「世界一過酷なツアー」ことダナキル砂漠ツアーを終え、エチオピアの都市メケレに戻ってきた。
メケレには海外青年協力隊の一員であるダイキさんが住んでいて、ダイキさんには街を案内してもらったり宿を紹介してもらったりと大変お世話になっている。

ちなみに過酷なダナキルツアーではやはり2人のクロックスも僕のスニーカーも一部が溶けてしまい、よく分からない黄色い何かが付着しまくっていたので、帰ってきてからは1時間かけてひたすらスニーカーを洗うことになった。

匂いも色も強烈でとてつもなく大変…
溶けた部分はあるけど穴が開いてないのは良かったな…とゴシゴシ洗ってると繊維が弱って穴を作ってしまった。
しかも汚れも取りきれなかった。
(返してよ俺の1時間)

ダイキさんは現地を案内してくれただけでなく、友達もたくさん紹介してくれた!
同じ海外青年協力隊の日本の方々はもちろんのこと、現地でできたローカルの人たちとも沢山話をする機会を作ってくれたのだ!
ローカルの人たちと話す機会が増えるのは、我々のようなバックパッカーにとって大変嬉しいことなのである。

また、ダイキさんが体操を教えているという子供たちの練習風景も見に行ったのだが…
みんな身体能力が半端ない!!
何度も側転などをするだけでなく、寝転ぶ人の足の上でバク転をしたりとまるでサーカス団のような技を披露してくれた!!

そしてこの場所でもやはり歓迎はコーヒーである。
子供たちが何か豆っぽいのを煎ってるなぁ…オヤツかなぁ…と思って見ていると、どうやらコーヒーを作ってくれていた。
すぐに気付かなかったのは、あまりに穀物感があったからだ!

普段知っているコーヒー豆といえば黒くて大きくてなんかオシャレで、僕としてはあんまり「豆」っていう意識はないけれど…

煎ってくれているものは茶色かったり白かったり色も大きさも様々!
すごい豆っぽくて「私、穀物です!」って感じがすごい!!
よく考えたらコーヒー「豆」なので穀物で間違いない。
きっと元々はこういう風に色んなのを混ぜて飲まれてたんだろうなぁ…

これぞまさしくブレンドコーヒー。
子供たちが慣れた手つきで作ってくれたコーヒーは美味しかった!

体操というよりほぼ曲芸といえるレベルまで進化した体操を見せてもらい、コーヒーを飲んで落ち着き、まったりした時間を過ごしていると…

突然爆音で音楽がかかり始めた!!

何事!?
これはヨーロッパから流れてきたカルチャーなのかそれとも彼らが元々こんな感じなのかダイキさんが植え付けたのか!?
まるでクラブのように子供たちが踊り始める!!

よく分からんけど僕も混ざって踊る!!!
汗だくになるまで踊り倒し、まるでスポーツをした時のように楽しかった。

さて、ダイキさんのお陰でそんな風にエチオピアを楽しんだ我々。
しかしダラダラと過ごし続ける訳にもいかない。
あこちゃんは1ヶ月後に留学していたフィジーのホテルで働く約束がある為、我々のアフリカ旅には時間がないのだ!

次に我々が向かうのはアフリカ南部に位置するナミビア。
いよいよザ・アフリカに突入する!!

僕たちはエチオピア最終日の前夜、こんな話をしていた。

あこちゃん「ナミビア到着した日の宿はもう取っとくね、なんかAirbnbが良い感じ」
たーまん「いよいよナミビアか〜」
なっちゃん「なんか、遂にアフリカって感じだね」

あこちゃん「ていうかアフリカ来たからにはさ、コーンロウしようよ」
たーまん「何それ」

コーンロウとはアフリカ系の人たちがよくやってる、あの髪を三つ編みに編み込んだ髪型のことだ。

たーまん「あれか!!やりたい!!!」
なっちゃん「いいね!!!」
あこちゃん「アフリカだよ!?やらなきゃでしょ!!」

人生でこれからやることがないかもしれない髪型に現地でできるのだ!!
これはやるっきゃない。
そんな風に思えるようになった自分にも嬉しい。

翌日、ダイキさんに案内してもらい、僕たちはそれぞれ散髪屋へ。
僕は編み込めない短い毛を勝手にバリカンで剃られたりしつつ、なかなかに時間をかけて遂にコーンロウが完成!!

編んでもらってる最中は痛すぎて根こそぎ抜かれてるんじゃないかと思ったりしたが、これでナミビアに攻めて行く準備は整った。

最後に送別会まで開いてくれたダイキさんには感謝してもしきれない!!
ありがとうダイキさん!!
ありがとうエチオピア!!

次に目指すはナミビア!!!!

つづく