たーまん世界を歩く

ただただ忙しく過ぎていく社会人生活に、漠然とした焦燥感を覚え、昨年秋に一念発起して退職しました。
そして半年間、寝る間を惜しんでリゾートホテルの住み込みバイトで貯金し、2019年6月1日、関空から出発。
目的は、これまでの人生で知らなかったことを見聞きすること。世界見聞家・たーまんの誕生です!
カタコトの英語と予算約100万円での旅はYouTubeでも配信中ですが、映像に入れられなかったことを
こちらのブログで紹介していきます。たーまんの珍道中、応援よろしくお願いします!

Vol.44

スペイン①

【プーチン大国ロシアを超え、降り立つは初のヨーロッパ、スペイン!!!!】

一時帰国していた日本から、スペインはバルセロナを目指し空の旅!

日本から数時間飛行機に乗って辿り着いたのは、ロシアはモスクワにあるシェレメーチエヴォ空港だ!
この旅初めての寒い国!と興奮したが、空港の外へ出ることはないので、その寒さを実感することはなさそうだ。

というか、もし外に出ることになればシャツ1枚に半ズボンの僕は真っ先に凍死する。
季節に合わせた服装、何より大事。

たまに秋の初め頃に半袖着ちゃって「あ〜もう寒いけどギリいけっかなぁ〜」ってなることあるけど、多分ロシアはギリいけない。

そんなロシア。
到着してお土産コーナーを見て最初の感想は

「プーチン愛され過ぎ!!」

いやどんだけのリーダーよ!!
日本で首相がこんなに土産コーナーを賑わしたことある!?
どんだけのカリスマ性やねん!!

プーチンの支持率やカリスマ性がとにかく凄いのはなんとなく知っていたが、まさかお土産になるほど国民から愛されているとは知らなかった。
けどこれ他国民からしたらさ、少なくともプーチンの顔したマトリョーシカはいらないよ?
そんな開けたらどんどん小さいプーチン♪みたいなことされてもこっちは真顔よ?

他にもレストランエリアに宇宙飛行士の模型が立っていたりした。
何しろロシアは、ソ連時代に人類で初めて宇宙を旅し「地球は青かった」と名言を残したユーリ・ガガーリンを輩出した国だ。
月面着陸でNASAに先を越されたものの、アメリカに次ぐ宇宙大国だ。

何を隠そう、宇宙飛行士が将来の夢であったたーまん少年は少し宇宙に詳しい。
とはいえ数学が嫌い過ぎて理数系知識が必須の宇宙飛行士にはなれないと思い知ってからは、もう宇宙飛行士じゃなくて旅行で宇宙行くしかねえ。と時代の到来を待ちわびている。

数学といえば、皆さんも「◯◯の場合の△△を求めよ。ただし□□とする。」という設問を覚えていないだろうか。

「いやなんでそっちから「求めよ。」とか言ってるくせに条件まで付けとんねん!!」

と、当時尖りきっていたたーまん少年は憤慨し「俺は求めねぇ!」と数学との決別を宣言した。
尖りきっている割に夢は宇宙飛行士とは、我ながら可愛いものである。
(その後数学のテストを白紙で提出し、留年が危ぶまれた際には慌てて数学に擦り寄った。)

当時から持っていた未知の世界への憧れが、ふつふつと心の奥底で育まれ今があるのかもしれない。
たーまん少年。地球もまだまだ凄そうだぜ。

数時間を空港で過ごし、スペイン行きの便が出る頃にはもう外は真っ暗だ。
少しの間だったが、さらばモスクワ!今度はちゃんと遊びに来るよ!と飛行機に搭乗した。

それから数時間の空の旅を経て…
飛行機は目的地スペインへと到着!
時刻は深夜2時。

寝ていた僕はのそのそと列に揉まれながら飛行機を出る。
歩いている人たちも眠そうだ。

入国審査を通り過ぎ、空港のWi-Fiに接続すると何故かスマホから中国人向けの挨拶をされた。
でも表記はカタカナ。どうやらiPhoneもまだ眠いらしい。

眠れそうな場所を探して眠りにつく。
通路のど真ん中だが、他に寝てる人もいるし大丈夫だろう。
寝袋に入りアイマスクを付け、柱の下でゆっくり眠ることにした。

翌朝。
ざわざわし始めた空港の気配で目覚める!
よし、休憩も取れたし出発するか!と立ち上がった僕は、まだバルセロナでの宿も取っていなかったことに気付いてベンチに座った。
どこに向かう気やねん。

早速宿を検索すると…どんなに安い所でも全て2千円台!!高い!!!!
これまでドミトリーなんて1泊数百円だったのに、まさか2千円もかかるとは…!
ヨーロッパとアジアの物価の違いを味わった瞬間であった…

とりあえず2泊くらい宿を予約して「急で悪いけどこれから向かいます」とメッセージを入れておく。

空港から地下鉄に乗ると、白人だらけのその光景にまず衝撃を覚える!!

たーまん(すげぇ!!これは地下鉄っていうよりサブウェイって感じだぜ!!)

スペイン語なのでそもそもサブウェイなのかも分からないが、初めてのヨーロッパに盛り上がっているだけなので勘弁してあげて欲しい。

歩くアスファルトの柄も、学校の塀?に描かれた絵のタッチも、全てが日本と違ってとにかく興奮していた!

道に置かれたゴミ箱のサイズがデカい!!
歩いてるとしょっちゅう花屋がある!!
明確に日本と違う部分が多過ぎて楽しい!!

街の雰囲気やカフェの内装にすらテンションが上がって全てがオシャレに見えているが、まぁ、今までデザインも何もない国ばかり旅していたのだから当然かもしれない。

とにかく宿についてチェックインを済ませ、これからバルセロナで何をして過ごすかを計画することにした!!

つづく