たーまん世界を歩く

ただただ忙しく過ぎていく社会人生活に、漠然とした焦燥感を覚え、昨年秋に一念発起して退職しました。
そして半年間、寝る間を惜しんでリゾートホテルの住み込みバイトで貯金し、2019年6月1日、関空から出発。
目的は、これまでの人生で知らなかったことを見聞きすること。世界見聞家・たーまんの誕生です!
カタコトの英語と予算約100万円での旅はYouTubeでも配信中ですが、映像に入れられなかったことを
こちらのブログで紹介していきます。たーまんの珍道中、応援よろしくお願いします!

Vol.35

タイ⑤

【敗北!!バンコクのおばちゃん看護士!!!!】

予定外のことだらけだったが、昨日はタイを満喫した1日だった。
街を散歩しているとヒンドゥー教の創造神、ブラフマーを祀った祠に遭遇し、お参りをしてからエアコン目当てで入った建物は、なんとセントラルワールドというタイ最大級のショッピングモールだった。

とにかく広いセントラルワールドで充分に涼みつつ、そのまま中をプラプラ歩いていると外が暗くなってきていたので
「暑い時間は屋内で過ごす。これが東南アジアの賢い旅行スタイル…!」
と、したり顔で外に出るも安定の蒸し暑さにヘコんだりもした。

あの時の絶望と言ったらパッと見でも分かるレベルだったろう。
汗かきなこともあってとにかく蒸し暑いのが苦手なのだ。

その後も散歩しながら寺院等を巡り、辿り着いたのはプラトゥーナムの市場。
これ、売ってる人は自分の在庫管理できてるの?
と思うほど大量のバッグや大量の料理が並ぶ屋台がそれも大量に並んでる!
食べ物の屋台でお酒を飲んでる人のすぐ横で服が売られてたり、このめちゃくちゃ加減はおもしろい!

ただ晩ご飯はコスガさんからオススメされていた「ピンクのカオマンガイ」というお店に行く予定だったので、見るだけでこの市場は退散した。

「ピンクのカオマンガイ」とはタイの伝統鶏料理である「カオマンガイ」の専門店で、元々屋台だったお店らしい。
店名は特になく、ピンクの屋根だったのでそう呼ばれ始めたとのこと…
とにかく美味いカオマンガイが食べれるとのことで、現在は儲かった為屋台ではなくビルの中に移店しているらしい。
さぞかし美味しいのだろう。
と期待して行ってみると思ってた以上に綺麗になっちゃってる!!!!

もう屋台の面影ないやん!!ちょっとオシャレやん!!
なんなら結構な列できてるし!!

食べてみると確かに美味しい!!
こりゃバンコクナンバーワンのカオマンガイだ!!

と思ったけどよく考えたらカオマンガイ食べるの初めてだった。
今までのカオマンガイのストックがなさ過ぎて速攻バンコクナンバーワン認定しちゃった。

なんなら「ちょっと薄いな…醤油欲しい…」と思っていたことはここだけの秘密だ。

翌日。
目を覚ましてまたダラダラと味のないコーンフレークを食べる。
なんなら醤油欲しい。
とはさすがに思わないけど、そこまで醤油好きならもう持ち歩けよって感じだけど、とりあえずコーンフレークを食べ終わって今日は予防接種へ向かう!

スネークファームは日本の旅人にとってかなり有名なスポットで、確か近くにヘビ園?か何かがあるからそう呼ばれているものの、スネークは特に関係ないただのワクチンを打てる病院だ。

大きなドアを開けて中に入ると、中には受付カウンターが…

たーまん「ワクチンを打ちたいんですが…」
スタッフ「ん、これ書いて。」

面倒そうに渡されたのはワクチンのリスト表!
打って欲しいものにチェックをして渡すのだ。
ここら辺はネットで調べておいたので問題ない!珍しく予習済みである。

すると、
スタッフ「はい、そしたらこれ持ってカウンター行って」

渡された紙を持って院内の薬局へ…
かなり異文化で戸惑ったのだが、日本では医者が勝手に用意してくれるワクチンをこっちでは普通に購入するそうだ。

歯磨き粉のような箱に入れられたワクチンを手に(ワクチンってこんな感じで持ち運んで良いのか?)注射を打ってもらう為待合室の椅子に座った。

ちなみに僕は、なにを隠そう病院が苦手だ。
何故苦手なのかは分からないが、とにかく前提として行きたくない!
注射が嫌いなのもあるが、大きな理由の1つなのが長過ぎる待ち時間だ。
めっちゃ待った上にささーっと診察が終わった時なんか診察前より最低な気分になる。

(ここからが長いんよなー)
と思いながら列に並んでいると…

え、え、待って何この驚異の回転率!!!
めっちゃスムーズに列進んでいく!
そこらのラーメン屋より絶対早い!!
逆にめっちゃ怖い!!

呼ばれて部屋に入った人が速攻腕を押さえながら出てくる!
注射ってそんなすぐ終わるもの!?
わんこ蕎麦くらいのペースで呼ばれていってるけど!?

そしてまさかのペースで僕が部屋に入る番が回ってきた。
部屋の中にはおばちゃん看護士が3名。

たーまん「失礼しまーす」
看護士「はい、これとこれね。はい、両腕めくって。」
たーまん「え、両腕ですか。」
看護士「ていうかもうシャツ脱いでくれる?」
たーまん「脱ぐんですか!?」

長袖のシャツを巻くって着ていた僕は服を脱がされた。
え、そもそもどこに打つの!?

たーまん「注射が嫌いなんです。優しくしてください。」
看護士「安心しなさいベイビー。」ぷすっ
たーまん「え、うそ!!!」

二の腕にがっつり刺されてる!!!!

たーまん「マジかよ言ってよ打つ時!」
看護士「はい動かない動かない!次いくよ!」ぷすっ
たーまん「まだオーケーって言ってねえよ!!」
看護士「あはははは!」

他の看護士も用意しながらめっちゃ笑ってる!
いや笑ってる場合じゃねえよ注射ってこんな気軽に打つもんじゃねえよ!!

気付けば両腕に2本ずつ注射を打たれて予防接種は終了していた。
全然痛くなかった。

たーまん「すげぇ…」
看護士「はい、また時間あけて次打ちに来るのよ」

これくらいのペースでぽんぽん打たれたら注射も怖くないかもしれない…
タイのおばちゃん看護士あなどれねぇ…

つづく