たーまん世界を歩く

ただただ忙しく過ぎていく社会人生活に、漠然とした焦燥感を覚え、昨年秋に一念発起して退職しました。
そして半年間、寝る間を惜しんでリゾートホテルの住み込みバイトで貯金し、2019年6月1日、関空から出発。
目的は、これまでの人生で知らなかったことを見聞きすること。世界見聞家・たーまんの誕生です!
カタコトの英語と予算約100万円での旅はYouTubeでも配信中ですが、映像に入れられなかったことを
こちらのブログで紹介していきます。たーまんの珍道中、応援よろしくお願いします!

Vol.23

マレーシア①

【ユーラシア大陸と激突!コンクリートジャングルに潜入!!!!】

人間寝ようと思えばどこでも寝れるものだ!
空港の内装工事現場のそばで熟睡した僕は時間通りに目を覚まして飛行機に乗り込み、機内でまた眠り込んでいた。

気付いた時にはもうマレーシア。
この旅始まって初の大陸上陸である!!

この旅というか、人生でも乗り換え以外で大陸へ来るのは初めてのことだ!
そう考えると僕も規模の大きい島人といえる。
誰か今すぐ沖縄からしまんちゅTシャツを送ってくれ。

ちなみにマレーシアの下情報は全くなし。
なんなら宿もまだ決まっていないので、空港出てからどうにかしないとなぁ…なんて思いながら入国手続きを済ます。

そんな僕のイメージしていたマレーシアはバヌアツレベルの極貧国だったが…

空港を出て、そこに広がっていたのはまさかの

超都会!!!
予想外の期待の裏切られ方だった!!

え、どういうこと!?
確かにここはマレーシアの首都クアラルンプール…

確かに栄えてるだろうとは思ってたけど、空港めっちゃ綺麗やないか!!
セブンイレブンまである!奇跡かよ!!

なんとなく、東南アジアというと貧しい、というような失礼な先入観があったが、それはもう過去の話らしい。
というか、僕がこれまで歩いてきた道のりが貧しい国だらけだっただけなのかも?

空港に当然のように走っているフリーwi-fiに接続してブッキングドットコムを開く。
中心部は結構値段が高い!
これまでは一晩200円かそれ以下くらいの宿が多かったが、クアラルンプール周辺には千円を超えるような宿もひしめいている!

それでもチャイナタウンそばにある250円の宿を見つけて予約したけども。
いや国変わっても生活レベル全然上がんねえのかよ!!


とりあえず荷物が重いので、グーグルマップで宿までの行き方を検索!

たーまん「おいおい嘘やろ…」

なんと表示されたのは地下鉄での行き方!!!
え、この国地下鉄あんの!?

空港内の案内板にも確かに表示されている地下鉄マーク…
恐る恐る進むと確かに券売機がある!

最寄駅までの金額を入力すると、切符の代わりにプラスチック製のコインが出てきた!
どうやらこのコインを改札にタッチさせると中に入れるらしい。

なんか……進んでるぅーっ!!

何が進んでるのかは全く分からんけど、紙よりエコなことは確実である!!

駅には広告が貼りだされ、電車内には大勢の乗客が…!
その光景は日本の羽田空港あたりと遜色ない!


電車に揺られることしばらく。
1度乗り換えてから目的の駅に辿り着いた!
ちなみにプラスチックコインは最後改札に入れて回収された。

外はもう暗く、落書きや露天商などいかにもガラの悪そうな街だが、ガラの悪さが何だか先進的である。

貧富の差があるからこそ生まれるガラの悪さというか…
こういう感じはそもそもお金という感覚の薄い地方にはない。

途中で晩御飯のポテトチップスを買い、宿にチェックイン。

ポテトチップスも僕が愛してやまないドリトスがこの国にはある!!
スナック菓子はそんなに食べないが、ドリトスはめちゃくちゃ好きなのだ。


チェックイン早々
「21時からロビーで飲み会やるんだ。暇なら来いよ。」
とスタッフに誘われたが、なんとなく眠いフリをして断った。


肝心なところで人付き合いの悪い男である。

しかし日本だと誘われた遊びには疲れていても全て参加していたので、なんとなく自分のテンションで気ままにノーと言えるのが心地良い。

とりあえず3日間予約を取った僕の部屋は廊下の一番奥。
二段ベッドが1台置いてあるだけの小さい部屋だったが、初日以外はたまたま相部屋の人がいなくて僕の個室状態だった。
しかもその初日も相部屋の男はロビーで飲んだくれて寝ていた。

久しぶりに温水のシャワーを浴びてベッドにもぐる。
スマホをいじりながらマレーシアについて検索してみた!

植民地時代があったこともあり、マレー、インド、中国、ヨーロッパの文化が入り混じった面白い国であること。
大陸周辺には島があり、ジャングルなどの熱帯雨林も広がること。
経済はかなり発展していそうなこと…

なんとなく来てみたけど面白そうな国だ!
明日は観光地を巡ってみよう…
そう思いながら眠るマレーシア初日の夜だった。

つづく