スーパーに行くと、食器、トイレ、窓ガラス、床などの洗剤という洗剤類は、たっぷり1リットル以上入っている容器がずらりと並ぶ。
2リットル入りのシンクを磨く洗剤が安売りされていたので、「でかいな~」と思って眺めている間だけでも飛ぶように売れていた。
言われてみれば各家にいた時、掃除の後には洗剤の残り香がむんむんしていて、住人はそれにかなり満足していた。「綺麗になったわよ!」のサインなのだ。
イタリアに住むようになってなにが習慣になったかというと、毎日のトイレ掃除だ。
日本ではトイレの掃除はもちろん、部屋の掃除も半年に一度しか出来ない性分の私が、こっちに来てから随分変わってしまった。
朝起きて用を済ませると、無性に掃除がしたくなる。
いや、「さっさと済ませてスッキリしたい!」というのが本音だろう。
というのも2世帯住宅の母屋に住まう舅がかなりのキレイ好きで、毎日家中を磨いていないと気の済まない人だったのだ。
一日に一度は家に孫を見に来るのだが、速攻でチェックが入る。
「あ、ここにホコリがたまってるぞ」
「ああ、この洗剤は良くないからあれを使いなさい。うちにあるからそれを持って来よう。今のは捨ててしまいなさい」
「モップが汚れてるな~、ちゃんとすすいでるのか?」などと。 |