18歳でこの業界に入り、グラフィックデザイナーを経てコピーライターに。相方の三上(現:ピースリーピースの役員)を半ば無理矢理引き込んで小さな事務所を開いたのが24歳の頃。当時は思うような仕事もできず、不安と物足りなさを感じつつ、ひたすら極貧乏生活を送っていた。が、なぜだか野心だけは過剰なほどあり、いつか成功する!と、何の根拠もなく決め込んでいた。そんな毎日の中で、『アーティストバンクジャパン(以降、ABと表記)』というアーティスト集団を立ち上げようと動き出したのが、20代後半の頃だった。
元来、私は何でもやりたがりの性分なので、一つの仕事をコツコツやり続けていくことに、果てしなく無理を感じていたりもした。もっともっと刺激的かつ革命的なスタイルで、幅広~~~く仕事をしたい! ついでに注目も集めたい!などと、贅沢な望みを自分勝手に抱いていた。
そこで思い立ったのが、その頃は私もまだ若かったからかしらん?オンナばかりのクリエイター集団を結成し、女性ならではの感性を生かした(ウソ、ホントはそんなことあんまり考えてませんでした…)営業展開を図ろうというベタな方向性だった。
しかし、そういきり立ってはみたものの、「何で女性ばっかりで?」と、すぐに自問自答。ある種の偏り感とか違和感みたいなのを覚えて、大した行動にも起こさず、あっさり方向転換。女性のみというカテゴリーではなくて、カメラマン、デザイナー、イラストレーター、アニメーターなど、いろいろなクリエイターがトータルに揃っている集団を立ち上げようと再決意!「多種多様な優秀アーティストが集まった銀行」、私はそこの「頭取」みたいになれたらいいな~というちょっと浮かれた気分ながらも、秘めたる情熱を燃やしながら立ち上げたのがABだったのである!
(※AB話は、まだまだつづく……) |